ドイツ&スイスの旅  7/11

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2000.7.11  Dillingen a.d. Donau,Nernberg,Passau  ロラー家を後に精力的に観光と移動の一日

 DillingenのRoller家を後に、今日からいよいよドイツ鉄道旅行が始まります。Dillengenは田舎町なのでそこから幹線のDonau Woerthまで2等オンリーの列車、1等のユーレイルパスを持つ我々としてはちょっと損した気分です。

 今日の工程は、最初の目的地はNuernberg、ここでDB博物館、おもちゃ博物館、ゲルマン博物館と博物館をはしごして、最後にお城の博物館、、またまた移動してドイツの東端、オーストリア国境の街パッサウまで。

 DB博物館は思っていた程規模は大きくなくて拍子抜けの感じ、日本の交通博物館をちょっと大きくしたぐらいです。

右はDB博物館のアドラー号(ドイツの1号機関車)

 私の期待は動態保存されている各種SLだったのですが、01なんて影も形もありません。しかしながら、展示室のレールは博物館から外へ通じているので、展示している機関車もひょっとしたら何かの時動かすことができるのでしょううか。そういえば、今回の旅行でも相当レトロな機関車の試運転を見ることができましたし、イタリアからの帰路、シュツットガルトではSLが試運転していました。

とはいえ、展示は神田の鉄道博物館程度なのであまり長居せず、ニュルンベルグ市内へ繰り出しました。

おもちゃ博物館の玄関

 おもちゃ博物館ではブリキのおもちゃファンなら涎の出そうな展示品がずらーっと並び、思わずシャッターを切って叱られてしまいました。叱られたことを考えると、一応ここでの公開もまずいでしょうから、残念ながら玄関のモニュメントだけにしておきます。

 博物館巡りはこのくらいにして、おもちゃの街と古城を巡ることにしました。
 駅と道を隔てて城郭が巡っています。堀を渡って城郭に入るとそこは中世の旧市街、歴史博物館も城郭の一部をそのまま使っているようです。

 旧市街はかなり広く、高い塔のある教会がいくつもあります。ちょうど左上の写真のように、煉瓦色の瓦屋根が続く石造りの街並みは車や歩く人がなければそのまま中世にタイムスリップしたような錯覚に陥るのではないでしょうか。
 お城にも博物館があって一番高みを極めようとチケットを買いました。博物館自体はよくあるお城の公開程度ですが、塔の上からの眺めは最高です。

 お城を後に城郭を抜けると新市街には右や下のような近代的な市内電車が走っています。ここも低床電車が導入されています。旧タイプの電車はラップ電車となっていろいろなデザインが楽しめますが、個人的には右の新型車の塗装が好みですネ。

左:物見櫓(?)をバックに新型車と旧型車が駅前に集まります。駅前は駅前をかすめる路線と駅で折り返す路線のループが相まって複雑な線路配置、写真を撮ろうと構えているとループへ行ってしまったり、思わず時間をかけてしまいました。

右:旧型車とはいえ、これも低床車なんですね。

 

 

泊まりはPassau、オーストリア国境の町。
ニュルンベルグから列車はドナウ川沿いに東へ、定刻であれば8時半ぐらいにパッサウ着なので、車窓はまだ明るく、畑にウサギが走り回るのどかな風景を見ながらの列車の旅です。列車はIC=InterCity Dresdner Zwinger、ドイツ鉄道によくある広々とした1等コンパートメントを占有しての旅、時折回ってくる車販のコーヒーもちゃんとレギュラーコーヒーだったのでかなり満足な移動でした。

ところが、ホテルの予約もしていないのに列車は20分遅れ、パッサウ着は21時を回った頃でした。救いはまだ明るいこと。ま、ドイツもスイスもホテルは確実に空いているので、駅前からちょっと歩いて即ゲットできました。しかし、ドイツで列車が遅れるのもめずらしいと思ったら、なんとドレスデン発、ケルン経由、、右の写真に経由を写したので地図で見比べてください。すごい列車ですヨ!

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