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updated Apr.3.2005
グループZUDENでは、毎年、路線や時代を設定したダイヤ運転会「こだわりの運転会」(こだ運)を開催しています。
「こだわり」の基本コンセプトは「ポイントtoポイント」の路線配置、ただ走らせるだけではなく運行の使命を帯びてダイヤに沿って始発駅から終着駅を結ぶ列車を運転します。途中の分岐駅ではその列車と接続して運行される列車があり、優等列車はローカル列車を追い抜きます。勿論模型として相当デフォルメされていますし、実物よりもとんでもなく短い区間に凝縮された駅の配置ですので、設定した路線や会社の雰囲気をダイヤや線路配置を工夫して味わいます。
■こだ運って何? >こだ運の概要
■こだ運12へのご招待
■会場
こだ運11 南武鉄道の一コマ 2004.7
ダイヤ運転を実物の雰囲気を楽しめるように行うには一度に運転できる列車が多ければ多いほど実感的な運転が楽しめます。駅も終着駅としての機能や分岐駅、通過、待避機能などが必要ですし、線路も相当の長さが要ります。列車や線路、駅モジュールなどをメンバーそれぞれが持ち寄って、さらに足りないところは分担して製作するなど準備もそれなりに必要です。また、電気配線やコントロールもエンドレスタイプの運転会とは格段に複雑なものが要求されます。
ちょうど10年前に始めたこだ運、毎年1回と途中に番外編を3回の計13回行ってきましたが、ポイントtoポイントの基本は変わらないものの、その制御系は大きく進化してきました。
一般に運転会ではいくつかのエンドレスを設けてそれぞれに1〜2列車を運転するような電気配線を行えば済みますが、こだ運では、同じ線路上に何本かの列車が時に追い抜き・待避、分割併合などを行いながら運転するため路線をいくつかのブロックに区切ってデュアルキャブコントロールならぬマルチキャブコントロールを行うことからスタートしました。
初回に完成させたのがマルチキャブコントロールパネル(MCP)というキャブ(列車)選択ボタンの塊、駅・駅間・駅・・という具合に1路線を13の区間に分け、それぞれのブロックで8キャブを選択できるスイッチを複線区間では上下線分、単線区間には別途に1つ、合計3つのMCPを駆使して全区間8列車同時運転でのダイヤ運転を行いました。テーマは東海道・山陽。東海道の花形特急や九州夜行をダイヤに従って運転するのは参加者にとって初体験であり、感動したものでした。その後、単線区間の専用コントローラやMCPを補完するコントローラーを開発しながら進めてきましたが、こだ運6からDCCによるデジタルコントロールを取り入れ、より沢山の列車を複雑にコントロールしながらの運転会を行えるようになっています。
信号もこだ運では重要な役割を果たしています。
大変広い体育館に机を並べて敷き回した路線ですから、自分が運転している列車がどこを走っているか、その先の線路や駅へ進んでいいものか、運転士と駅務で情報交換をする信号システムが必要なのです。アナログ時代はMCPを制御する人が信号を制御し、駅構内は駅務員が場内信号・出発信号を出していました。信号はLEDで作ったものやパネルで表示するものなど、毎回苦労したものです。
その後、世の中がネットワーク時代を迎えウィンドウズのノートパソコンが一般化したあたりから信号システムも一変。現在では駅での操作と運転士への信号が連動したシステムで、運転士はノートパソコンに表示される信号を見ながら運転するようになっています。◆過去のこだ運とテーマ
時期 テーマ システム・特記事項 こだ運1
1994.6
東海道・山陽+阪和・紀勢+東北・奥羽
MCPによる8列車運転、信号システム
こだ運1.5
1994.11
湘南電鉄
架空私鉄電車
こだ運2
1995.6
国鉄房総(ぼ〜そう)本線+関西本線
MCP、気動車分割併合など
こだ運3
1996.6
東武+南海
VCP単線制御パネル、南海エッチングキット製作
こだ運4
1997.6
山陽・九州(八瀬野越え)
八瀬野越え自動解放、大型LED信号機(稼働せず)
こだ運5
1998.6
北海道・山陰
リアルタイム構内貨車入れ換え、Mtrain稼働
こだ運5.5
1998.11
臨港鉄道
VCPリニューアル、貨車入れ換え三昧
こだ運6
1999.6
スイスメーターゲージナロー
HOデジタル制御、DCCウォークアラウンド
こだ運7
2000.6
東北本線
MCP、夜行列車、多層建て気動車
こだ運8
2001.6
京浜急行
NゲージDCC制御、追い越し・待避を楽しむ
こだ運9
2002.6
国鉄中央本線新宿口
全線ウォークアラウンドDCC制御
こだ運10-
2003.7
グロスドルチェラント連合王国鉄道
こだ運10前夜祭、HOヨーロッパ架空国家
こだ運10
2003.9
国鉄東海道本線黄金の時代
こだ運10、N、東海道本線+駿豆急行
こだ運11
2004.7
南武鉄道
もし南武線が買収されなかったら・・全線DCC
こだ運12
2005.9
阪和線
◆こだ運12へのご招待 ・・・ 鉄道模型フォーラム(MTRAIN)へのご招待を兼ねて・・・
こだ運は1回おきに国鉄・JR系と私鉄を交互にテーマとしてきました。前回が私鉄の南武鉄道^^;でしたから次回は国鉄系になります。
こだ運12のテーマは「阪和線」です。◆開催案内
・日程 2005年9月23日(金)-25日(日) ※日程が変更されました。
・場所 YMCA東山荘 体育館、宿泊は3号館
・人数 30名ぐらいになる予定、50名まで参加できます。◆参加の方法
2004年3月末をもって、グループZUDENの活動拠点だった@nifty 鉄道模型フォーラムが休会となり、こだ運も活動拠点を失うことになったため、急遽インターネット版鉄道模型フォーラム(Mtrain)をグループZUDEN有志で立ち上げました。新サーバー、新ドメインを確保しての立ち上げとなり、システム維持費などを会員に負担頂く形で進めております。(2005.4現在会費は1000円/年)
これに伴って、こだわりの運転会も「新」鉄道模型フォーラムのメインイベントとなり、鉄道模型フォーラムに登録し会員となった方のみ参加できることにさせてもらいました。システム維持費は多額とは言えませんが、個人負担とすべきものではなく、フォーラムで楽しみを共有し維持を希望する全員で面倒を見ようといった趣旨です。このため、鉄道模型フォーラムの閲覧は自由ですが、書き込み、イベントへの参加は会員登録が前提となっております。インターネットに公開するフォーラムですので、2chのような状況にならずに全員で楽しめるよう協力して運営していくことが楽しく開かれたフォーラムの姿勢ではないかと考えております。
さて、前置きが長くなりましたが、上記の鉄道模型フォーラムに登録いただき、参加表明いただくという方法に変わりましたので、参加をご希望の方は鉄道模型フォーラムをご覧下さい。
また、もっと詳しくお知りになりたい方は、直接私へのメールでも結構ですので、トップページにあります私のメールアドレスへご質問などお願いします。
◆基本設定
まだ詳細は決まっていません。
◆興味がある方は・・・
・鉄道模型フォーラムの会員 → 鉄道模型フォーラム 臨時列車7301M「準急ごてんば1号」にて話し合いを続けています。
・それ以外の方 → メールもしくは当HPの掲示板へ書き込み下さい。
場所は御殿場のYMCA東山荘の体育館を3日間お借りして、体育館狭しと線路を敷いて自宅や集会場などでは味わえないロングラン運転を行っています。早いもので、鉄道模型フォーラム時代から使い続けて10年以上になり、最近ではいろいろご配慮いただいております。
会場となる体育館は冷房設備はありませんが、冬は床暖房が効いてシャツ1枚でも大丈夫なくらい快適な設備です。また、東山荘は体育館だけでなく、中規模の講堂や研修室など目的に応じた広さを選べますし、宿泊施設や食堂も清潔で充実しているので、まさに運転会向きの施設です。食堂は連泊してもメニューが重ならないよう配慮されているうえ、質量ともに充実しています。夕飯ではデザートにソフトクリームを楽しめ、さらに03年からはジュースサーバーが加わって食事が更に充実しました。
自然に囲まれた東山荘からは、朝に夕に富士山が一望でき、都会の喧噪から離れた清々しい環境で心が洗われる思いがします。
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