用語の解説

 

*1 連載

雑誌「とれいん」1993年5月号(No.221)から10月号(No.226)に連載されました。
「とれいん」は株式会社エリエイ出版部・プレスアイゼンバーン発行

*2 湘南電鉄

京浜急行電鉄はパラレルワールドでは湘南電鉄と称する。「赤い電車に白い帯、湘南湘南で〜んしゃ!」というTVコマーシャルをご覧になった方も多いのでは?

*3 別軌条

湘南逗子〜神武寺は湘南電鉄の1435mm軌条と逗子海岸電軌の1067mm軌条が同居する珍しい区間である。湘南電鉄には大師線に一例がある。どちらも貨物輸送のために国鉄の軌間を3線式で並行させるものである。

*4 名物の鮮魚列車

逗子駅2番ホームに横付けし鮮魚を販売する逗子海岸電軌直営の移動販売列車。真名瀬港で水揚げされたばかりの魚を安く買えるらしい。遠く横浜辺りから買い出しに来る方もあるほどの人気だが、駅前の魚政にとっては商売敵となるようだ。

*5 御料車運転

逗子海岸電軌ではなぜか天皇陛下のご乗車されるお召し列車が運転される。葉山の御用邸を控えているからという設定はかなり強引である。専用の御料車「テン1」を用意し、客車であるからデキ45.46のコンビがプッシュプルで牽引するとのこと。海側にオープンデッキを持つわが国では珍しい構造となっており、GMの日本家屋の手摺りが使われているらしい。

*6 狭い立地条件

全線900×450mmのベースに駅とシーナリーが作られているのだから至極当然のことである。よくまあこのスペースでと思われる方も多いかと思うが、狭いなりにメリットがあって、これ以上大きかったらこの時期の連載には間に合わなかったであろう。「余ったスペースは線路が楽チン」なのである。