その3:EASTERN CAR WORKS 客車キットメイク(4)

最後になりました。今回は仕上げです。
工程としては、優等車に4本、コーチなどは2本ある細いラインの塗装?と、ロードネームや車番などのデカールを貼り、最後に全体のツヤを揃えるためのクリア吹きというところです。

ラインをどうするかが今回の最大の悩みどころでした。
レトララインを使う例が過去雑誌などで見受けられるので丁度良い色があればと文具店を回ってみました。結果、レモンイエローしかなく、また最も細いもので0.5mm、一応貼ってみたもののまるで20系客車、もう少し細いラインじゃないと雰囲気がでません。

烏口で塗装とも思いましたが、カラス口で0.3mmのラインをまっすぐ引くなんて神業はできそうもありません。一応持ってはいるんですけどネ・・・。

そこで、デカールで作ったラインを貼り付けることにしました。カラス口よりはデカールのほうが慣れてますから(^^;)。

右の写真がデカールと途中まで貼った様子です。
さすがに細いラインをまっすぐ貼るのは大変で、最初の1両はお世辞にもまっすぐとは言えないでき、徐々に慣れて3両目ぐらいからは塗装よりも綺麗?になりました。


デカールの話に戻りますが、今回も使い慣れたアルプスのプリンタで透明デカールに印字したものを使っています。ラインは特色のメタリックゴールド、実物は金色に近い黄色のようですが、プリンタのリボンの中で一番近い色だったので採用しています。

上の写真のようにB5の透明デカールシートにラインをびっしり印字し、カッターで1本ずつ切り取りながらの作業です。結構根気が必要で、ちょっと気を抜くと曲がってしまうので、ワールドカップを見ながら作業という訳にはいきませんでした。

こういう立体物にプリントできるプリンタがあれば売れると思うのですが(^^;)。

 

2002.6.16

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今回の完成見本:B&O寝台車TYGART Morning Sun Books より