Page1:MTCC規格モジュールを作るぞ!

グループ軌道線のモジュールは諸先輩がイロイロ考えられただけあって大変よくできた規格になっています。
基本は450mm×150mmのベースに50mm間隔で複線が敷かれる形で、モジュールベースは10mm角材に4.5mmシナベニヤというシンプルで持ち運びと組立・解体に優れた規格です。250Rのカーブモジュールも直線と組み合わせて半端にならないように考えられているので、組線路を敷いてお座敷運転をするような感覚で路面レイアウトを展開できるようになっています。

電気的にはDCCが基本なので配線も簡単、特に引き通しを設けることもなくKATOのユニトラックのジョイナー部分を使ってモジュール全体への配電はシンプルの一言。運転までに全く時間がかからないのがウレシイ特長になってます。

◆モジュールの規格

まずはMTCCの規格をご紹介。
MTCCのホームページもあるのですが、手書きメモのスキャナ読み込みしか掲示されていないので、自分の覚えも兼ねて綺麗な図面にしてみました。

基本となるのが右の直線です。450×150mm、高さ14.5mm+#83枕木付き線路(4mm)となっていました。線路は長手方向中央に50mm間隔の複線が敷かれています。端部のジョイントはKATOユニトラックのジョイナー部分をそのまま使う形で、路盤には8mmの凹みを設けてジョイナーの当たりを避ける構造です。

下の図が断面図、10mm角材の上に4.5mmのシナ材のベニヤ、そしてその上にユニトラックのスライスを載せます。シノハラの83番フレキシブルレールを使う場合には0.5mmのスペーサーが必要となるようです。(実際の規格ではどうなっているのか・・不明^^;)

※KATOユニトラックのスライスとは、ユニトラックをひっくり返すと解りますが、線路部分の厚みだけ残して肩の道床部分を切り取ったものです。モジュール間の接続にユニジョイナー部分を使用するため、この方法でユニトラックをスライスするととても使いやすいとのこと。

カーブは右図のようになるそうです。

250Rで複線での車両の当たりを防ぐために50mm中心をオフセットしています。RMMで連載されているNゲージ路面規格と似てますね。

しかし、右の写真で見ると若干短いような・・・。

内側の250R+50mmオフセットした外側レールという構成かも知れませんネ。この辺りは宿題ってことで、右上の写真がMTCCモジュールの運転会での様子です。

次回以降、モジュールの制作に入ります。

続く

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