フライス盤手習い中 4

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切り粉飛散対策

旋盤ほどではないが、フライス盤の切りかすの飛散も結構なものがある。半径50cmが飛散エリアで、先が尖っていることがあるので足などに刺さると危険だ。 

これまで、ベニヤの切れ端や段ボールなどを立てて切り粉飛散を防いでいたが、手元や横から覗いて確認することも多いので思い切って透明アクリル板のカバーを新調してみた。

あまり大きなものを削ることもないのでテーブルとほぼ同じ大きさとし、手前は簡単な作業ができるように取り外せるようにした。といっても、コの字型の左右と背面カバーを置き、その上に手前のカバーを載せるだけの構造である。高さ11cm奥行20cmで、背面のカバーはフライスモーターの上下動を妨げないように支柱とフライスモーターの間にくるようにした。前後の切削範囲が狭くなるようだが、カバーが支柱に当たってもテーブルに固定しているわけではないのでテーブルだけスライドし、特に問題はないようである。

使用感はそこそこで、手前が外せるので切削ピースの取り外しやエンドミルの交換はここを外すだけでできる。飛散防止効果もそこそこ、左右が広いので上から飛んでしまうのだが、ないよりはかなりマシ。前面カバーを切削部間近に置くと切り粉はほとんど飛んでこないので防塵メガネ なしでも作業ができる。

また、なによりも気に入っているのが透明アクリル板の透明度が高いこと。作業性がよく、邪魔にならないところがありがたい。

 

制作費:アクリル板 1350円(320×500×2)
    接着剤   450円

2001.8.16

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