ノギス

2001.5.5


OからNゲージの鉄道模型工作で、正確な寸法を測るのにはノギスは一本欲しい。
最近ではデジタルノギスというのもあって、副尺を読まなくてもいい優れモノまであるのだが、私の使っているのは十年選手のアナログ?タイプ(目盛り式と言うらしい)である。一応、目盛りは副尺を使って1/20mm=0.05mmまでを読むことができるもので、更に0.025mmぐらいまでは測ることが可能であるから、鉄道模型の工作には十分ではないかと考えている。

私の場合、旋盤加工を始めてからお世話になることがかなり増えている。それまでは線材の径が判らなくなった時に威力を発揮していた(^^;)ぐらいである。今はノギスなしでは工作にならない(かといって、工作物の完成度に直結しているわけでもない^^;)。

物差しと違い平面での距離や間隔を測るには不向きだが、物差しでは測りにくい外形(外径)や内径、深さを測るための測定器具である。使い方は中学の技術の時間に教わった程度なので、基本的な使い方しか判っていない。が、簡単な構造なので一度覚えれば使いこなすことができるだろう。

左の写真が私の使っているノギスで、10数年程前で2000円ぐらいで購入したものである。メーカーはシンワという所の製品で直尺の目盛りは14cmの比較的小型のタイプだが、ばかでかいものを測ることもないので十分間に合っている。また、旋盤やフライス盤などの加工ではあまり大きなノギスでは邪魔になって測りにくい。特に大きなものを測るのであれば20〜30cmぐらいのノギスがあってもいいかも知れない。(15・20・25・30・60cmなどがある)

測り方は素人の私より、日本測定工具株式会社のホームページに詳しく掲載されているので、そちらを参考にした方がよいだろう。
ポイントは、スライダの先端ではなく、できるだけ内側を使うと正確に測れるそうである。

ノギスより精度の高い測定にはマイクロメーターを使う(0.001mmが測れる)のだが、測る部分やモノによって計測ができにくいところもあり、また内径と外径用があるので出費もバカにならない。また、ノギスにも、私の使っている目盛り式以外に、ダイヤル式ノギス、デジタルノギスがあり、目盛りも0.01mmを読めるものもありノギスをマスターするのが一番ではないかと考えている。

【参考】ノギスの種類と最小読みとり値

種類
最小目盛り
目盛り式
0.05〜0.02mm
ダイヤル式
0.05〜0.01mm
デジタル式
0.01mm

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