OK River Railroad
REPAIR GANG

「ハマーの奴、どうもいかんな」
「あいつは前からガタがきてるぜ、今度はなんだい? スティーブ」
「いやね、汽笛のどこかにヒビでも入ったんじゃないかってね。たいしたこたない」
「なんだそんなことかい、鳴らないならともかくほっとけよ」
「びょぉ〜ってもの悲しい鳴き声を聞いてるとどうも調子が出ねぇんだよ」
「そんなもんかね、オレはジョー・ダンカーの方が悲しげに聞こえるぜ」
「あいつはしょうがない、どっかの鉱山からかっぱらって来た汽笛だからな。ま、元々ドンキー上がりだからまともな部品なんてありゃしないけどね」
「そりゃみんな同じさ、ここにゃまともな部品なんてありゃしないぜ」
「まったくだ」

OKリバーの中流、Keating Summit の修理工場、通称 Wild-goose。機関車1両がやっと入る検車庫と僅かな工具、腕だけは一流と称する9人の職人が山でボロボロになった機関車や貨車を修理し、時には貨車や客車をでっち上げていた。 口の悪いカウボーイあがりの山男が修理工場の仕事振りを称してこう名付けた・・・「wild-goose chase、まったくこいつらの仕事ときたら治る見込みがまったくねぇぜ。9人まとめて Nine Geese だね」・・・ということらしい。しかしながら、彼らの仕事はそう捨てたものではない。彼らのために弁解しておくと、けちなオーナーがまったく補充部品を買わない、さらには機関車はどれも中古のポンコツを買ってくるのである。彼らは、時には2台のポンコツ機関車から1台のちょっと程度の良い機関車をでっちあげ、また逆に1台を2台の小型機関車に改造?してみたり、社長のフォードをレールバスにしてしまったり、と、なかなか面白いことをしてくれるのである。彼ら、自称 REPAIR GANG は、これも自称だが不可能を可能にする男達なのである(言い過ぎだね)。


M.Reusser Collectionより"REPAIR GANG"

◆次の話しへ


OKRR INDEX

◆OKRR Headquarter  OKRR建設会議室・・・ブログでやってます

◆OKリバー鉄道の車輌たち OK River Railroad Rolling Stocks Collection NEW! リトルリバーから発信!

OKRRグループの車輌達を紹介しています。
OKRRグループは、OKRR(おも)、LB(Little River Branch:浜ちゃん)、そしてエドちゃんの3名の合作です。
紹介している車輌の検車履歴・・組立から塗装、改造など、キットレビューなどもこちらで扱ってます。

◆工作日誌 NEW!

OKRRの工作日誌です。・・車輌紹介の工作日誌と同じページです。。

◆On30(On2-1/2)について 

◆OKRR ショートストーリー

◆OKRRの車輌メーカー(準備中)

OKRRに嫁入りしてきた車輌達の製造メーカーや取扱いベンダーさんへのリンクです。
BACK