2000.9.30


 
夏目鉄道は関東平野の北西部から信州へ延びる本線を基幹とした架空鉄道グループです。

私のモデル製作、コレクション、衝動買い、ノスタルジーや憧れ等々鉄道と鉄道模型への想いの受け皿なっていることと、どちらかというとなんでもやりたいオーナー自身の無方向性に引きずられ年代や国籍を越えたグループが生まれてしまいました。

夏目鉄道の基本方針は「動力集中」です。機関車が客車や貨車を牽引する鉄道が理想であります。
そして、私の想像の及ぶ時代設定、つまり1950年以降1990年ぐらいまでの国鉄、JRの時代をベースにこの架空鉄道会社を経営しております。しかし、この方針がいつまでも堅持されるものでもありません。ついフラフラ〜ッと青大将を買ってしまうかもしれず、Exxx形式を大量増備なんてことが起こるかもしれません、はたまたいきなり南海電車を全形式作ってしまうかもしれないのです。(ないない)

グループは基本方針をそのまま体現する夏目鉄道本線系をメインラインに据えておりますが、オーナーの移り気な性格からその受け皿としてそれぞれ性格のはっきりしたグループ企業を生み出しました。2000年9月、系列鉄道は以下の通りです。

 

夏 目 鉄 道
Natsume Rail Road co.Ltd

中学生時代に資金難からNゲージへ転向し、それ以来続いている私の最もベーシックなジャンルです。
当時の国鉄本線系、長大編成の列車やブルートレイン、SLなど日本型16番では手に入れられなかった本格的な車両達を集めて走らせることから始まっています。年代によって脚色され今に至っているので、その時々の移り気をそのまま反映しているのも今となっては興味深いものがあります。
基本的には、SLやDL,ELなど大型の機関車が茶や青の旧型の客車、寝台列車を組み替えながら運転される姿に憧景ているので、集める車両も大型のSL、EF58の山、編成が揃わない客車達、運転はダイヤ運転指向などなど、いつまでたっても具体的なモデリングを行える器ではありません。より具体的な設定となると子会社にやらせる。そんな具合です。

スケール・ゲージ

2.03mmスケール・1/150 Nゲージ 日本型

設定および車両

本線

一ツ橋河岸にドイツ・ライプツィッヒ駅を模した行止り式の壮大な東京・一橋駅を擁し、北西へ信州湯田中まで路線を伸ばす鉄道です。

三国線

藤岡から高崎、沼田方面への支線が三国線です。旧型国電などはこちらで引き受けています(^^;)。

レイアウト

本線系は固定式のレイアウトとなると相当な規模が必要になり、私の住宅事情ではとてもそんなスペースを確保することは不可能です。そこで、NIFTYの鉄道模型フォーラムの運転会用モジュールとして駅を作ることで長編成の列車を楽しむための受け皿にしています。初代モジュールは通過モジュールで駅ではありませんが450×900mmが3台、その線路配置とシーナリーから板谷モジュールなどと呼ばれていました。すでに2代目モジュール(嵐山駅・写真用半切パネル8枚)もその使命を終え、現在凝りもせず3代目の駅モジュールを画策中です。

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嵐 山 交 通
RanzanKoutu co.LTD

動力集中を旗印にしてしまうとどうしても反動が来る物です。夏目鉄道の三国線で旧国
の受け皿ができましたが、その後NIFTYの運転会や逗子電軌を通じて私鉄電車の面白さに感化されたことから嵐山交通が発足してしまいました。
嵐山交通は電化された地方私鉄という位置づけで私鉄風の電車の受け皿です。
さらに、本線と支線を作って18m車と小型車を取り込んでいます。

 皆野線を走るモハ51+モハニ71(RMMに掲載されました)

スケール・ゲージ

2.03mmスケール・1/150 Nゲージ 日本型

設定および車両

上武線

上武線は、国鉄東北本線の久喜から秩父を結ぶ地方私鉄です。夏目鉄道とは東松山で連絡し、165系や115系などの20m級の電車が、花園で連絡する湘南電鉄から18m級の特急車などが乗り入れます。
社線内の電車は旧型国電や東急、南海から購入した18m級の吊りかけ車が中心です。急行用として京急車を改軌した1000系や富山地鉄からの購入車1500系も活躍しています。

皆野線

皆野線は上武線の皆野を分岐点に小鹿野町へ向かう支線で、16m、14m級のかわいい電車が走っています。
グループZUDENの逗子電軌鉄道以来、小型電車にハマってしまい、それを救うための路線になっています。

レイアウト

本線として花園駅モジュール、寄居駅モジュールがありますが、すでに製作後6年を経過し度重なる移動で建物が崩壊してしまいました。支線は新花園駅モジュールとして計画中です。14m3両までの小編成向け運転ボードとして復活の予定。

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夏 目 軽 便 鉄 道
Natsume Lightway co.LTD

6.5mmZゲージ用のレールシステム、動力を使用したNナローです。
実物換算でゲージが975mm、3フィート2インチ強という変なゲージですが、気分はニブロクです。
模型は走らせてナンボですから、細かいことは気にせずにナロー気分を楽しんでいます。勿論、走りはドイツ製!グッドですヨ。

スケール・ゲージ

2.03mmスケール・1/150 6.5mmゲージ 日本型

設定と車両

嵐山交通皆野線の終着駅皆野から荒川を渡り日野沢沿いに路線が延びます。
以前訪問した愛知県の松本製材での印象を取り入れました。沢沿いを走る加藤の赤いDLが原風景です。
車両はミニクラブの3軸DLにボディを載せた赤い加藤風DLとNのワム50000を切り詰めた貨車や無蓋車があります。

レイアウト

嵐山交通の花園駅ボードの片隅を松本製材を模したジオラマ風に仕立てました。
残念ですが全くのジオラマになってこの部分を走行することもなく、上にも書いたように運転会への移動時に崩壊してしまいました。いつか、皆野線モジュールとともに走行できるモジュールを作りたいと思っています。

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若 桜 鉄 道
Wakasa Rail Road co. LTD

新貨車通信・新貨車工房のお仲間、楠本博巳氏とともに日本型ローカル線の味わいを楽しもうと始めた架空鉄道です。
国鉄若桜線を舞台に選び1/87のHOスケールで日本型の狭軌感を楽しむ企画ですが、始めた直後から二人ともあれこれ忙しくほとんど企画倒れに終わってます。ま、そのうち復活するでしょう(^^;)>。

 

 完成に間近い?キハ11。

スケール・ゲージ

3.5mmスケール・1/87 12mmゲージ 日本型

設定と車両
若桜線

国鉄若桜線は兵庫県にありました。C12やキハ04の走ったどこにでもあるローカル線です。
夏目鉄道グループではこの若桜線を譲り受け若桜鉄道として運行しています。
車両は珊瑚のC12、PEMキハ11、PEMのプラ貨車などが在籍しています(未完成・キット放置品多し)。

レイアウト

テスト的に作ったハンドスパイクの直線区間(900mm×200mm)が存在します。若桜プロジェクトでの
規格策定が暗礁に乗り上げた状態なのでしばらく延伸はないものと考えております。う〜む・・

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北海道鉱業四井炭坑専用鉄道(北鉱四井鉄道)
Hokkaidokogyo Yotsui coal mine Railway

昔、エンドウから発売されていた製品を買い逃し、傷心を抱えいずれKさんとかWさんが出すだろうと待ち望んでいた9600が一気に2社から発売されたのが1999年。
9600を使ってやりたい事といえば、炭坑鉄道ですよね!
そんなところへ某氏から持ち込まれた某誌への掲載依頼。う〜む、タイミングの良いことで(少々?脚色あり)。T社の9600の改造を中心にストーブ煙突の突き出した客車、客車改造気動車などで炭坑鉄道を作ったのが北鉱四井鉄道です。

Nゲージで始める鉄道模型(成美堂出版)もう読みました? 簡単な記事ですが掲載!

 改造中のTomix9600 

スケール・ゲージ

2.03mmスケール・ 1/150 Nゲージ 日本型

設定と車両

炭坑線

北鉱四井鉄道は北海道石狩平野の北、三笠炭坑に隣接する四井財閥系北海道鉱業の炭坑専用鉄道です。路線は国鉄との接続駅江別からヤマへ向かいます。
車両はトミックス9600改造車とシナノの9600。客車はオハ31とオハニ31、勿論、北鉱オリジナル塗装で屋根には混合列車に供用されることからストーブの煙突が突き出しています。他に、客車改造気動車、セキやワムなどの貨車があります。

浜線

ヤマに対して浜へ延びるのが傍系の北海道鉱業商事部が運営する浜線。ヤマが北鉱ならハマは北商、ということで、鰊を待ち続けて消えていった寿都のイメージを求めてみました。いずれ9200だって発売されるに違いない!それまでは9600だ〜。と少々強引なところもありますが、北商四井鉄道は当面9600と8620が牽引します。
路線は江別から厚田へ向かいます。

レイアウト

コールバンカーを備えた入換えセクションや機関区セクションなどを作ってみたいですね。
ということで、まだ計画段階。

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GrB・Grubuenden Bahn
    グラウビュンデン鉄道

89年にヨーロッパを旅してからスイスのナローに魅せられてしまいました。GrBはドイツBEMO社のモデルコレクションのためのグループ企業、ついに夏目鉄道グループも海外進出です。

 

 

 駅モジュールの一コマ。レールが細いのが判りますか?バラストやホーム
   のペイントも未着手、わずかに駅舎回りのみペイントしています。
  (1999.12現在)

スケール・ゲージ

3.5mmスケール・ 1/87 12mmゲージ(HOm) スイス型

設定と車両
本線

スイス、グラウビュンデン州をネットする大手の私鉄GrBは、氷河急行やベルリナ急行で有名なRhB・レーティッシュ鉄道をプロトタイプとするメーターゲージの鉄道です。
実物は交流区間と直流区間がありそれぞれ特長ある車両が活躍しているのですが、どちらも捨てがたく、GrBでは同じ線路をどちらも走っていたりします。
写真のGe4/4IIをはじめ緑のGe4/4I、直流ABe4/4-45号機などの機関車と軽量客車、鋼製客車など趣味と予算に合った車両が走る鉄道です(^^;)。

レイアウト

発足後しばらくは数両の車両を眺めて楽しんでいたのですが、99年6月にグループZUDENで行ったスイスメーターゲージの運転会(第6回こだわりの運転会:雑誌とれいん99年9月号に紹介)に会わせて駅モジュールを作成しました。
このレイアウトでは制作費の削減をテーマとしています。
すべてのレールをレールクラフト社製の#55レールを使ってハンドスパイクし、ポイントマシンもタミヤのギヤボックスを使って原価を抑えています。電装品は上記のどのレイアウトでも採用しているジャンク品で構成、格好をつけて購入したコントロールボードだけが通常価格の商品です。
全15ヶ所のポイントとダブルスリップの自作は、今想えば楽しい作業でしたが、もうしばらくポイントの自作は懲り懲りです。

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BLS・Bern Loecheberg Simplon Bahn
ベルン・レッチェベルク・シンプロン鉄道

なんて直接的な鉄道名なんでしょうか。ほとんど想像力の欠如であります。
浮気と物欲の虫は留まるところを知らず、メーターゲージだけではなく標準軌にも触手を伸ばしてしまいました。
初めて訪ねたスイスでオメガループを重ねて山肌をよじ登ってしまう、それも国際列車を牽引して・・・。
スケールの大きさと車両の美しさに惹かれてまたまたグループ企業をでっちあげてしまいました。

スケール・ゲージ

1.9mmスケール・ 1/160 Nゲージ スイス型

設定と車両

もうこれはそのものずばりBLSの車両のコレクションに近いものがあります。
機関車はカトー製の輸出機Re4/4、客車はRocoの限定品とミニトリックスがありますが、限定品のため
Roco製の客車の集まりが悪いです。ブルーと白の(お、私のMacと同じだ)長編成列車ははっきりいってびゅーてほーです! Re460が仲間に加わる日も近いことでしょう。

レイアウト

Brig駅を機関庫付きで・・・全長どれだけになるんだぁ?
そのうちそのうち。

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B&O / Baltimore & Okegawa Railroad
ボルチモア&オケガワ鉄道

あらら、また新しい鉄道が出来てしまいました。ほんと、節操がないというのはこのことですなぁ。
しかしまぁ、食わず嫌いだったアメリカの鉄道も食してみると(^^)なかなかオイシイではありませんか。
モノポリーでお馴染みのB&O鉄道は、実はボルチモア&オケガワだったって知ってます? オハイオ? お、なかなか詳しいね。

スケール・ゲージ

3.5mmスケール・ 1/87 HOゲージ アメリカ型

設定と車両

アメリカ最初の旅客鉄道として輝かしい歴史を持つ本家B&O鉄道、今ではCSXに吸収されましたが、元気のいい時代をプロトタイプにしました。
時代は1945年以降1970年代の初めまで。最後に踏ん張った時期です。要は蒸気からChessie Systemまでコレクションできますからね! ロイヤルブルーの機関車はカッコイイですヨ。
車輌は安いプラ製品を中心に、機関車と貨車、客車を蒐集中。貨車はB&O以外も対象としています。

レイアウト

DCCを導入。配線が簡単な分、線路配置は複雑になる? 当面は入れ換えのできる貨物駅からスタートです。

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