第10話

SoundTraxx社 SL用サウンドデコーダーを搭載 

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2003.6.15

 

 またまたサウンドでございます(^^;)。

 E8の作業が終了するのを待たずにSL用がカブースホビーから届いてしまいました。(頼まなければ届かないのだが・・)
 サウンドを始めるとやはり蒸気機関車の音が派手で楽しいですネ。

3つ頼んだ内の2つが到着、プラグ&プレイのDSD-B280LCとサウンドオンリーのDSXです。

今回ボールドウィン2-8-0に搭載するのはDSDなのだが、DSXはOナロー(こちらもボールドウィン)用。ナローの方はあまりに機関車が小さくてDSXを隠す場所に苦労しています。

プラグ&プレイというのは、デコーダーの基板にスピーカーまでが搭載されているタイプで、B280という品番からも判るようにバックマンスペクトラムのボールドウィン2-8-0専用のデコーダーとなっています。どこが専用かというと、2-8-0のテンダーに用意されたNMRAのDCCソケットにデコーダーを差し込むと、ちょうどテンダーの上回りと下回りを留めているネジ穴がピタリと合うように設計されているという具合。そのままデコーダーを差し込むだけで音が出る簡単設計なんですネ。

ところが、ひねくれ者の私としては、デコーダーに搭載されていたスピーカーを見て即座に換装決定(^^;)。純正のスピーカーは28mm径の0.1Wタイプが搭載されていて、E8での経験から0.1Wではちょっと力不足を感じてしまうのであります。

また、8ピンのコネクタで繋ぐとスピーカーは上向きになり、石炭のモールドを通して内側から音が出ていくことになるため、さらに音が小さくなってしまいそうです。

折角のプラグ&プレイですが、スピーカーはサカツウの1W角型に換装し床下から音を出すことにします。また、DCCレディーの製品ですが、そのコネクター基板も撤去します。基板を撤去してしまうので、前照灯も12Vの電球に交換が必要になりました。

10分でサウンドが楽しめるはずのデコーダーを1日かけて楽しんでみました。

こちらがバックマンのボールドウィンコンソリ(1-D:2-8-0)

まずは音の出口。

テンダーの底をフライスで削って音の出口を作りました。フライスで内側だけを削り折角のディテールは削り落とさないようにしました。こういう時はとても便利であります。

ところが、斜めに入っている補強材のディテールがスピーカーのネジ穴と相性が悪くて、スピーカーを直接床板にネジ止めできません。仕方ないので、プラ板でスピーカー止め板を作ってネジ止めすることにしました。一手間増えてしまいましたが、スピーカーの前に金網を挟むスペースができたので正解だったようです。

床板に接着した1.2mmプラ板にタップを立ててスピーカーをネジ止めしました。

本来この位置には鉄板のウェイトが3枚入っています。これは使い回しができないので撤去。今回はなんでも撤去であります。

サカツウで購入したスピーカーは、36×20×8という小型の楕円形スピーカーで、角型のプラスティックカバーが付いて扱い易い製品です。入力も1W入るので音量を上げても音割れしません。また、肝心の音質も上品な音(どんなんや!)です。

※純正のスピーカーもそこそこいい音ではありましたが、汽笛は音量を上げると音割れしてました。

 

右の写真が、一旦デコーダーを組み込んで見たところです。
上の写真の状態に、スピーカーを跨ぐようにプラ板で下駄を作り、そこにデコーダーを取り付けています。ちょうどスピーカーを取り除いた部分の穴を利用してたりします。ここは一手間セーブ。

この後デコーダーへの配線と鉛板でウェイトを補充して終了です。

 

振り出しに戻る(^^;)、ではありませんが、実は完成写真だったりします。

DLと違って音にメリハリがあるので、2スピーカーのE8ほどの音量はなくてもそこそこ大きな音に聞こえます。

DSDのファンクションは・・
 F0 ヘッドライト
 F1 ベル
 F2 汽笛
と至ってシンプルです。

汽笛は3種類(ライト・ミディアム・ヘビー)から選択できます。
本物を知らないので一応ヘビーを使ってますが・・・。

動輪とエグゾースト音の同期はCVで調整が可能ですが、スタート電圧などの調整とエグゾーストの同期の二つの要素となるので意外に難しい調整で、一応それらしく聞こえてますが、まだ僅かにズレているようです。

運転しながらの操作はシフトファンクションを使わないので楽勝です。出発時にドレイン音を出して欲しいのですけど、ま、ないものは仕方ないです。一応、スロットルを1〜3ぐらいにすると長いエグゾースト音が出るので停車時などはそれらしく聞こえます。

ちなみに、停車中はコンプレッサー音を流し続けています。

 

ということで、今回は簡単なものを難しく取り付けてみました(^^;)。

 

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