第9話

サウンドデコーダーの音量アップ 4

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2003.5.11

 前々回、ノイズ問題をそのままにしてしまいましたね。
 実は、ブリッジダイオードの後にコンデンサでも入れようかと考えたのだが、デコーダーの端子図を見ていたら+12Vの出力が余っているのでここから借用することにした。音源で使っている電源なのできっと雑音はないだろうと思った通り、ノイズのない12Vにありつけた、ラッキーではあるのだが、デコーダーの容量との関係でこの電源を無造作に使っていいものか判らない。しばらく使ったら壊れるかも??デコーダーが壊れるのは辛いデス。一応、デコーダーの説明書には「使わないように」とは書いていないのだが・・・。

 さて、連休で片が付かなかったスピーカーボックスをさっさと組立ちまいましょう。

久々に厚手の真鍮板のハンダ付けとなった。
ガスがなかったのでハンダゴテ、こてはもっと久々。いつもはバーナーで組んでいるのだ。早いし、熱が集中するのでおすすめなのだが。

まずは、スピーカーの収まる部分から。
全体に突き当てで組み立てるのでじっくりハンダを流して音が漏れないように(^^;)。 しかし、ハンダ付けの隙間から音って漏れるのでしょうか?あまり神経質にならなくてもいいような気もする。

それぞれの部品の作りが雑なのでいまいち整合しないのが気に入らない、スピーカーボックスだからねぇ、そう細かくなくてもいいでしょう。

あっという間に組み上がりました(うそ)。

組んだボックスをフレームに仮止めして様子をみた。なんとかはまるようで一安心。

パーツの合いが悪いネ。ちょいと恥ずかしい組上がり。早めに色を塗ることにしませう。

スピーカーは蓋の裏に両面テープで接着した。
そして、厚紙(なんと絵はがきだったりする)を裏当てし音漏れのないようにしてみた。

スピーカーは結局FOSTERの8Ω0.5Wを使用している。

この状態でスピーカーの配線をしてボックスの裏側に2mm穴を開けてリード線を出した。音は漏れるだろうネ。端子を付けようかとも思ったけど、ま、いいか。

早速音量確認テスト。

車体はバラバラになっているので、デコーダーも裸状態に戻っている。左の基板がDX-100LC、その先にアンプがある。

コマンドステーションから直接デコーダーに結線し、アンプを介してスピーカーボックスへ繋ぎテストを行なった。蓋をトルクネジで止めたらハンダ付け不良で一ヶ所ネジ受けが取れてしまった(^^;)>。ちょっと音漏れしている状態デス。

ま、満足行く音量を得ることができた。が、音量を上げるとICがかなり発熱する。インターネットで電子キットを調べていると放熱板を付けているものもあるようで、アンプの放熱対策をしないといけないようだ。〜LM380の中央の3-5,10-12番ピンは放熱用のグランドとのこと。うまいことダイキャストのフレームに熱を逃がせればいいのだが、台車から片側のレールにグランドされているのでノイズが心配。


トルクネジで止めた蓋とフレームに止めた状態→

ほんのわずか横幅が広くなってしまい、オリジナルの燃料タンク?を付けるには内側を少々削らないといけなくなった。さらにトルクネジは結構大きく目立つので普通のネジに換えようと思っている。

 

ということで、漸くスピーカーボックスが完成しました。

下回りは仕上げを残してモーター回りの改造に取り組むことした。

右のようなかなり大きなモーターなので、横置きはギリギリ、折角分解したのだからモーターも換装してしまえ!とばかりキャノンのカンモーターを買った。天賞堂で2000円、以外に安いのね。

モーターはキャノンのCN22、2mm軸なのでそのまま使えると思ったのだが、ちゃんと調べるべきだね。上のモーターは軸が約2.2mm、フライホィールを外して付けてみると見事にブカブカ。これは、またまたフライホィールから作らなければならないようである。そのうえ、このフライホィールにはボールジョイントになっているので、ジョイントもうまいこと作らないといけない。結構な改造になってきたゾ。

ボールジョイント部分はうまいこと製品のものを使えればかなり楽になるので、引っこ抜いて使おうと思っている。問題はフライホィール。幸い、キャノンモーターの軸は一部が欠いてあるのでイモネジを使いやすそうである。5mmばかりモーター側を細くしてイモネジで固定すればなんとかなるだろうか。

さて、上側のフレームだが。
扁平したモーターを縦置きすればちょっとだけ削るだけで入りそうである。ただ、縦置きは軸が高くなるのでボールジョイント部分の問題解決が必須である。

つづく・・

次回は、フライホィールの作成とボールジョイントの処理ぐらいまでだろうか。フレームを削る方が先か?

 

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