ドイツ&スイスの旅 現地レポート 7/9-11


2000.7.9

Frankfurt am Main, Stuttgart, Dillingen an der Donau

9-10日はRollerご兄弟を訪ね、市内観光の予定です。

まずはStuttgartに住むAlbrechtと初体面。ポケモングッズの長い旅はここまで、夕方まで市内を案内していただきました。
ベンツの町Stuttgartでは、市内電車の整備が進行中、狭軌線は徐々に改軌されています。見物は中央駅近くの3線軌道区間と、ラック区間。市電にラックがあるなんて、と思ったらStuttgartは、坂の町なのですね。

(写真:Albrecht,Birgit & Yoko)

下は、StuttgartのUバーン駅、DB車両の走るSバーンも地下にあります。Uバーンは、SSB(Stuttgart Strassen Bahn)には広軌と狭軌があって、路面電車タイプ(中)が狭軌のメーターゲージ、ホームも低く3線区間では高低2段のホームになっていました。広島電鉄で見かけたことがありますが、3線になっているところがめずらしいですね。SSBの車は黄色で最近の車、DBのSバーンは古い車もありますが、赤色の新車がきれいです。

 夕方Joerg一家の出迎えを受けてDillingenの自宅へ。うちの2倍以上ある広い家は羨ましい限りです。
 5才のThomasの話しにはついていけず、3才前のHannahと同レベル以下のドイツ語の私は、Roller夫妻が気を遣って英語で話してくれてようやくお話に参加できる程度。これから2日間精神的にちょっと疲れるかも?


2000.7.10

Dillingen an der Donau, Goeppingen, Giegen

10日は一日Joerg Roller家の皆さんと観光。

Joergは、元オルガン職人、今は育児に専念する専業主夫です。奥さんのDorisはお医者さん。Dillingenはドナウ川が流れる小さな町で、Ulmからローカル線で30分くらいの所。丘陵地域にある典型的な南ドイツの町です。
Joergの運転で近郊の観光に出発、私の要望はMaerkrin本社、そして、かみさん要望のSteif本社。どちらも本社に博物館が備えられていて結構楽しめます。

Maerkrinの博物館には創業当時の玩具からブリキのおもちゃ、蒸気模型、そして鉄道模型と、歴史も判る構成で子供から大人まで楽しめる博物館です。日本ではカトーのショウルーム的な雰囲気もありますが、販売より展示が重視されているところが大きな違いでしょうか。レイアウトもGからZまでそれぞれに手の混んだものが展示されていました。

写真:Steiffの博物館、元祖テディベアと記念撮影。

 

 

テディベアのSteiff社のある町にJoergの勤めていたパイプオルガン工房があるので、見学させてもらいました。
パイプオルガンの製造工程などそう簡単に見ることはできないので貴重な体験です。私達夫婦が結婚式を行った大阪の川口教会のオルガンも彼等の作品で、

そのオルガンを組み立てに来たのが現在の社長と若かりしころのJoerg。かみさんとはそれ以来の友達。そんな訳で通常は見られないオルガン工場を見せてもらい、なかなか貴重な経験ができました。オルガンは、組み立ての最終工程を見るとほとんど建築物だということが判りますが、各工程は木工、金工、そして建築。そんな感じですネ。

この晩もJoerg宅に泊めていただきすっかりゲスト気分を味わってしまいました。

 

 


2000.7.11

Dillingen a.d. Donau,Nernberg,Passau

DillingenのRoller家を後に、今日からいよいよドイツ鉄道旅行が始まります。Dillengenは田舎町なのでそこから幹線のDonau Woerthまで2等オンリーの列車、1等のユーレイルパスを持つ我々としてはちょっと損した気分。

列車を乗り換えて最初の目的地はNuernberg、ここでDB博物館、おもちゃ博物館、ゲルマン博物館と博物館をはしごして、最後にお城の博物館、、いやぁ歩き疲れました。

DB博物館は思っていた程規模は大きくなくて拍子抜けの感じ、動態保存されている各種SLが見られると楽しみにしていたのですが、日本の交通博物館をちょっと大きくしたぐらいでした。

写真:右はDB博物館のアドラー号(ドイツの1号機)
   下左はおもちゃ博物館の玄関、右はお城の塔から
   Nuernberg市内の眺め(最高!)

おもちゃ博物館ではブリキのおもちゃファンなら涎の出そうな展示品がずらーっと並び、思わずシャッターを切って叱られてしまいました。

泊まりはPassau、オーストリア国境の町。
ホテルも予約していないのに、列車は20分遅れ、着いたのは21時を回った頃でした。救いはまだ明るいこと。

ま、ドイツもスイスもホテルは確実に空いているので、駅前からちょっと歩いて即ゲット。しかし、ドイツで列車が遅れるのもめずらしいと思ったら、なんとドレスデン発、ケルン経由、、右の写真に経由を写したので地図で見比べてください。すごい列車ですヨ!

 

 

 

 

 


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